人間関係のストレスが一番辛い。
残業100時間を超えるハードワークをしていた頃より、人間関係が悪い部署で働いている時期の方が辛く感じました。
つまらない足の引っ張り合いをしたり、お互いの陰口を言い合ったりするようになると本当に最悪です。
仕事中だけでなく、家に帰ってもイライラが続き、思い出しては憂鬱になる。
ただでさえ人生の半分を占める仕事の時間が、プライベートな時間まで影響を与え始めてしまうと、何のために働いているのか？となってきます。
今回は、会社の人間関係のストレスが辛いなら辞めてもいいよという話をまとめます。
人間関係が原因で辞める人は多い
NO1転職サイトのリクナビNEXTが実施した、転職者100人への本音の転職理由調査は、建前なしの本音の調査結果を表しています。
1位：上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった（23％）
2位：労働時間・環境が不満だった（14％）
3位：同僚とうまくいかなかった（13％）
4位：給与が低かった（12％）
5位：仕事内容が面白くなかった（9％）
6位：社長がワンマンだった（7％）
7位：社風が合わなかった（6％）
7位：会社の経営状況が変化した（6％）
7位：キャリアアップしたかった（6％）
10位：昇進・評価への不満（4％）調査実施：リクナビNEXT
1位・3位・6位を合わせた合計46%が、人間関係を理由に転職しています。
日本の年間の転職者数が約300万人前後。
この調査結果の割合を単純に適用すると年間で138万人が人間関係で退職しているということになりますね。
自分の周囲でも転職を考える人は、上司・同僚と上手くいっていないことを考えると非常に納得できる調査結果となっています。
人間関係は解決が困難
転職業界では「仕事が辛いからといって簡単に辞めてはいけないが、人間関係が辛いならすぐに辞めるべき」と言われています。
それほど、人間関係の問題は解決が難しいということです。
情けない話ですが、子供は喧嘩してもすぐに仲直りができるのに、いい年齢の大人になると中々できないんですよね。
自分の経験を振り返っても、壊れた人間関係が元に戻った例は見たことがありません。
自分の努力だけで解決しない
相手のあることなので、自分がいくら努力しても解決できません。
自分がどれだけ仲良くしようと頑張っても、相手にその気がなければ無駄に終わる。
相手方は、自分が頑張れば、変わってくれそうですか？
自分が頑張るというのは、相手に関係を改めるかの決定権を与えることでもあります。
自分が歩み寄っても相手が拒否を続けることがある。
間違った相手に判断権を与えると、自分の心身が壊れることもあります。
社会で働いているのは、器の大きな善人だけではありません。
自分の頑張り次第で改善できそうなら取り組むべきですが、経験的にはそうでないことの方が多いと感じます。
我慢することのマイナスが大きい
技能・能力にあてられるエネルギーを奪われる
強いストレスがある環境で、技能・能力の習得に力を注ぐことは難しくなります。
人間関係が悪いと基本的な指導や報告・連絡・相談も十分にできない。小さな問題で大げさに叩かれるようなこともでてくるでしょう。
「耐えることで強くなる」
「我慢することで得られるものがある」
こういった意見も間違いではありませんが、こんなものは結果論。心身が壊れる前に運良く問題が解決したというだけですよ。
さらに、本当に何か得られたのか？強くなったのか？は確認しようがありません。嵐に耐えた自分の頑張りを肯定するためのものなんです。
普通の環境の方が仕事に集中できるのは間違いないはずです。
1・2年、我慢することで得られるはずのものを考えてみましょう。
その我慢した期間に同世代はメキメキと仕事力を身につけています。
悪評によって自信を奪われる
人間関係が壊れた場所では、陰口・悪評が飛び交います。
周りはそれほど意識していなくても、
- あの人が陰口を言っている・・・
- あの人も悪評を聞いただろう・・・
と疑心暗鬼に陥ってしまう。
本当はできたはずのことも「何かいわれるんじゃないか？」と思うとできなくなる。
心が暗くなると仕事への自信も失います。
心身を壊す危険がある
最大のリスクが心身を壊すことです。
増加し続けている鬱病の一番の原因は、 人間関係だと言われています。
鬱病・不安症を一度本格的に患ってしまうと社会復帰に時間がかかるだけでなく、復帰した後の再発にも気をつけなければいけない。
最悪の場合、自殺なんてことも・・・
自分の人生を失ってまで我慢する価値のある会社なんてありません。
まとめ
会社の人間関係で苦しんでいる人をたくさんみてきました。
真面目な人ほど、我慢を続けて心身を壊してしまうことが多いと感じています。
解決するかわからない問題には、さっさと見切りをつけて、新しい場所で仕事に集中する人生の方が、圧倒的に得がある。
万が一に備えて転職活動の情報収集だけでも初めておきましょう。
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