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「転職したいけど何がしたいかわからない」の解決法。

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 転職したいのに次に何がしたいのか見つけられず時間を浪費するのは非常に勿体ないことだと思います。

「何をしたらいいのか」で悩んでいる人は、ひょっとしてすぐに転職する企業を選んだり、具体的な職種から考えようとしているのではないでしょうか?

煮詰まっている時に、具体的な職から考えるとさらに何も思いつかなくなります。

人材業界ではそんなときは、キャリアコンセプトから考えるといいと言われています。

その辺のことを自分の転職時の話を交えながら説明します。

具体的な職を決めるのは難しい

「得意なこと」「好きなこと」を活かせる仕事をすると良いとよく言われます。

でも、僕はこれらの言葉どおりに得意なこと・好きなことを考えて「あの仕事だ!」と仕事がズバッと決まることは現実にはないと思っています。

得意なことを活かせる仕事は、わからない

まず「この仕事は自分の得意なことを活かせるに違いない」と見分けるには、以下の2つの要素を見つける必要があります。

  1. 自分の得意なこと
  2. 仕事に必要な能力

「自分の得意なこと」を知るだけでは足りず「仕事に必要な能力」の中に「自分の得意なこと」が含まれていることがわからないと、転職前に「あれは自分の得意なことが活かせる仕事だな」と判断できないはずね。

で、その仕事に必要な能力って基本は実際にやってみないとわからないことが多い。

たとえば、「人と話すのが得意なので営業だな」と考えたとします。

でも、営業は、話が好きで喋りまくる人がサッパリ売れなかったりする。実際は、自分が話すことより、相手に話させることの方が大切だからです。

話すことは最低限でよく、空気を読む力・質問力などが必要です。そして、これらは、ただのおしゃべり好きは、下手なことがある

つまり、本当に仕事に必要な能力は、やってみないとわからないんです

体験なくして「自分の得意なこと」が活かせる仕事かどうかの判断はできません。

そのため、「得意なことを活かせる」という観点での仕事選びは上手くいきにくいのだと思っています。

「好きなこと」では探せない

仕事選びで「自分は何が好きか?」という問いにムキになって取り組むのはあまり意味がないと思います。

「好きなこと」と言っても、この場合「(労働に活かせる)好きなこと」ですね。

「問題解決」が好きだからコンサルティング会社、「接客」が好きだからショップ店員、「プログラミング」が好きだからSEなど。

でも、例であげた「問題解決」「接客」「プログラミング」とかって、やってみて初めて「好きかどうか」とわかるものじゃないですか?

やりもしないのに「プログラミングが好きだ」とか言っていたら、それはちょっと痛い人でしょう。

そして、ほとんどの仕事が、最初はただ辛いことの方が多いはず。真剣にやっているうちに向き不向きがわかってきて「好き」と思えるようになる

働くことは辛いことも多いので、最初に「好きかどうか」で考えると、逆にまったく思いつかなくなる人もたくさんいるはずです

少なくとも、僕は「好きかどうか」で考えると何をしたらいいかわからなくなります。

具体的な要素の比較は難しい

職種・年収・勤務地などの具体的な要素から考えると、迷走しやすくなります。総合的な判断が難しくなるからです。

「この仕事がいい→でも年収が…」
「じゃあ、この仕事→でも、時間が…」

一つずつ要素を並べて検討すると 、同じような所でぐるぐる迷い「どれがいいか、わからない…」となってしまいます。 

転職は、たくさんの要素を踏まえた包括的な判断が求められる性質があるため、いきなり具体的な要素を検討すると難易度が上がる

じゃあ、どうすればいいのか?

まず、総合的な判断軸を固めてから、具体的な要素を検討する順番で考えれば、問題を解決できます。

そうすれば、細かい事に惑わされず、芯の通った仕事選びができるはずです。

総合的な判断軸から考える 

総合的な軸っていわれても…となる人が多いような気がします。そのため、そのあたりを詳しく解説します。

抽象的な話も入りますが、力の限りわかりやすく解説します。総合的な軸とは、"キャリアコンセプト"のことです。

キャリアコンセプトとは

キャリアコンセプトは、仕事で実現したい本当の欲求・本質的な目的です。仕事において譲れない価値観とも言い換えられます。

コンセプトをはっきりさせて、そこから具体的な仕事を探すと、自分の仕事人生を考えやすくなります。

アイドルに憧れるAさんで説明

Aさんは、アイドルという具体的な職を考えているとします。

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そこから、なぜアイドルになりたいのか?を掘り下げると、その動機は「有名になりたい」であったとすると、これが本当の欲求=キャリアコンセプトにあたるものです。

そして、キャリアコンセプトから具体的な仕事を検討すると、他にも自分の欲求を達成できる手段が見えてくる。  

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アイドルは無理でも「ユーチューバーなら今からいけるかも?」などと、色々と考える幅を広げることができるようになります。

コンセプトから考えると、以前は見えなかった選択肢も新しい目で見られるようになり、何をすべきか?がより広い視点で考えられるようになります。

具体例:人を助ける仕事

Bさんは、「人を助ける仕事をしたい」と考えて弁護士を目指し司法試験を受験していました。

大学卒業後もバイトで食いつなぎながら試験を受け続けるも、不合格が何年も続き30歳で完全に撤退。

その後、自分が勉強してきた法律を活かせる仕事として公務員試験予備校の講師へと就職。

これも受験生を助ける「人を助ける仕事」だということで働き、運営企業の経営幹部に上り詰めました。

Bさんは、僕の地元の県最大の教育系グループ企業の経営幹部です。個人的に飲みに連れていってもらったときに今に至るまでの経緯を聞きました。 

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「人を助ける仕事」というキャリアコンセプトを軸にして、自分の選択肢の中から塾講師というやれそうな仕事を選び、成功しています。地場の有力企業の取締役であるため、年収的にもかなりの高所得者でした。

弁護士にはなれませんでしたが、当初の理念は果たし、経済的にも成功しています。

キャリアコンセプトからの仕事選びには拡張性があります。

具体例:色々な業界・企業を横断的に知る

特殊な専門職を辞める決心をしたが、社会やビジネスに対する経験・理解共にぜんぜん足りていなかった。

そのため、まず「企業」「ビジネス」「社会」についての情報を自分の目と耳で集めたいと思った。たくさんの業界を横断的に見れる仕事は何だろう?と考えて求人広告の会社に転職した。

これは僕の初めての転職のときの仕事選びの判断です。「色々な業界・企業を知る」というのが目的(コンセプト)でした。

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候補を上げた中から、経歴的に可能性がない経営コンサルタントなどを消していき、残った仕事から求人広告会社を選びました。ついでに営業力も磨ける!と考えて。

そのときの決断は正解でしたが、それ以外の仕事でも目的は達成できたはずです

もし、求人会社に全部落ちていても、それ以外の職で目的達成を目指していました

コンセプトから考えるメリット

本質的な目的から降りてくる形で考えるので、幅広い視点で仕事を判断できます。

柔軟な発想がしやすくなるため、これがダメならアレという風に選択肢をいくつも見つけることができる。

自分が達成したい欲求・目的から先に考えるので、細かい要素に惑わされて、間違った選択をすることを防ぐことにも繋がります。

まとめ

"コンセプト"を基に具体的な仕事を並べる。そして、並べてた選択肢を見て違うと感じたら、またコンセプトを見直す。

やってみるとめちゃめちゃ疲れます。

でも、この繰り返しを行えば、確実に自分が何がしたいのかが見えてきます。

具体と抽象の往復運動を繰り返し、自分のやりたいことを見つけ出しましょう。