会社を辞めた後に「あのとき、やっておけば」と後悔しても、もう会社の社員に戻ることはできません。
会社を辞める前にやるべきことをすましておくと、辞めた後も慌てることなく生活できます。仕事を辞める前にやっておくと何かと"得"なことをまとめます。
「辞める前にやるべきこと」とは
辞める前にやるべきことは「会社員」の身分が活きること・先手を打つと慌てずにすむことになります。
仕事を辞める直前は、業務の引き継ぎなんかでバタバタすることがほとんどでしょう。「無事に退職する」ことだけに集中してしまいがちで、他のことに気が回らなくなります。というか、僕がそうだったので。
当時の僕のように、初めて仕事を辞める経験をする人は何をしたらいいか全然わからないと思います。
辞めてしまった後で後悔しないために、まだ会社員でいるタイミングでやっておくと後々で効いてくるようなことをまとめます。
この記事を読んで微塵の後悔もなくクールに辞めることを目指しましょう!
今後の生活に効くこと
病院まわり
退職すると、一時的に健康保険証が使えなくなることがあります。
退職する場合、会社員としての健康保険を任意継続するか、国民保険に切り替えるか選ぶ必要があります。すぐに決まれば問題ありませんが、もし手続きに時間がかかり、その間に病院にかかるようなことがあると、 保険なしの全額自己負担になります。
退職後にダウンするのを防ぐのにもいいので、病院の検査なんかを一通り受けておくのはおすすめです。
僕は、肩の痛みでちょくちょく病院にいくことがあったので、退職寸前の通院で大量に医療用湿布を処方して備えたりしました。
引っ越し
仕事がない状態での引っ越しは物件探しが難航します。親族名義で契約したり、預金の額を見せて信用を得ることも可能ですが、審査は確実に厳しくなる。引っ越しを考えているなら、退職前にすませましょう。
僕が大家さんでも無職には怖くて貸さないですからね。
クレジットカード作成
仕事を辞めた状態だと、信用が皆無なので作成は困難です。さらに、転職直後もしばらくは作りづらくなります。
仕事がないと、まともにローンは組めませんが、クレジットカードがあれば分割払いで手持ちの現金を減らさずに決済できます。
また、通信費を安くする格安SIMの契約は、カードがないとできなかったりします。
最近は、カードがあることを前提に作られている仕組みも増えています。あとで困らないためには会社員の身分のあるうちに作りましょう。
ローンを利用した買い物
仕事がないとホワイトなところではローンは組めなくなります。(まあ、闇なら…)
車のようなローンが必要な大きな買い物は、会社員のうちに購入を決めて、ローンを組んでしまいましょう。支払いが滞らなければその後は問題ありません。
口座開設
口座の開設はできます。しかし、僕が転職活動中で一時的に無職のとき、口座開設のために銀行にいったら色々と聞かれてすごく面倒くさい思いをしました。
銀行口座の不正利用が増えた影響で、今は口座開設するのも、以前よりも厳しくなっています。今後、必要になりそうなら退職前に開設しておくと、気まずい思いをしなくてすみます。
今後の仕事に効くこと
同僚・取引先との人脈構築
職場の同僚は、情報交換できたり、その繋がりから仕事が舞い込んできたりする可能性があります。
人の縁はどこで役に立つかわからないので、生かしておいて損はありません。
退職準備が忙しくても、最後にしっかりと挨拶をしたり、飲み会の日程を具体的に組んだりしておくと繋がりを残しやすくなります。経験上「今度飲もう」と口約束だけになると、けっきょく疎遠になることがほとんどです。
転職エージェントへの相談
退職後に転職活動を考えている場合、転職の活動時期として相応しいのかを確認しておくと、ピンチを未然に予防できます。
転職エージェントのコンサルタントは、企業の求人が出てくる時期を業界ごとに細かく把握しています。
自分が転職活動をしようと考えている時期に求人が増えるタイミングであれば、転職先も決めやすく、多くの選択肢を検討できますが、逆だとそうはいきません。
一度、相談しておけば、辞めた後に「少し退職をずらせばよかった・・・」となることを防げます。
全ての業界にネットワークがある、コンサルタントが優秀、電話相談もできるなどの条件が揃うリクルートエージェントなんかを使って確認しておくといい。
まとめ
最後に伝えたいのは、”心の準備はしておく”ということ。
僕は仕事を辞めた後、スポーツジムの入会用紙を記入中に職業欄で手が止まり、「無職って書くのかな…。」と戸惑いましたし、久しぶりの友人と話すときに今何しているのか答えにつまりました。
会社員時代に比べると著しく信用がないことを感じるシーンがあると思いますが、そこだけ覚悟しておくと他は何とでもなります。
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