自分の市場価値がわかるMIIDAS(ミーダス)が面白そうなので試してみました。
これまで、転職市場の評価を確認するには転職エージェントに面談するくらいしかありませんでしたが、ミーダスはネット環境さえあればすぐ使える。
どの程度の年収だと判断されたのか?
実際にどんな転職オファーが届くのか?
僕の実践結果からサービス内容を評価。
MIIDAS(ミーダス)とは
MIIDAS(ミーダス) は大手人材紹介会社インテリジェンスが運営する転職サービス。
自分の経歴を入力すると、インテリジェンスが保有する膨大な転職実績データから想定年収を算出してくれます。
自分の経歴に近い人がどれくらいの年収で転職しているのか、転職市場での評価を知ることができるというコンセプト。
さらに、入力した経歴情報を基に実際に企業から「面接オファー」が届きます。面接オファーは、書類選考なし。
ユーザー側のメリットは2つ。
- 自分の市場価値(他社での年収可能性)が知れる
- 書類選考なしで面接からのオファーを受けられる
単純に適正年収を知れるのは面白いですね。
面接オファーは書類選考の手間を省いてくれるのでメリットあり。どんな企業からのオファーなのかが重要ですが…。
僕のスペックと適正年収の結果
僕が入力した情報を抜粋すると以下のとおり。
- 大卒の29歳
- 法人への無形商材の営業経験
- 新規開拓・既存顧客周りを両方経験
- 組織内順位は上位20%
- 資格なし、英語話せない
実際には「内勤営業経験あり、なし」「担当顧客の規模は?(社員数)」など細かな質問がありました。
質問数はわりと多めですが、選択肢の中からタップしていくだけなのでサクサク進む。
年収は692万円
僕の経歴だと年収692万円が想定年収だそう。正直、もうちょい欲しかった。営業は歩合で結果だすと結構もらえるので。
しかし、歩合分を換算せずに月給692万円はいい給料だといえます。
他の利用者の情報を調べると基本的に想定年収は高めで算出されるようでした。ほぼフリーターだった人も600万円と算出されたり。僕とあまり変わらない…。
自分の実践結果とその他利用者の情報を総合すると、想定年収は少し割高に算出されるのだと判断できます。
年収と転職オファーの辻褄は合うのか?
詳しい年収の算出方法はわかりませんが、実績データを元にして高めに結果がでるような作りになっていることはわかりました。
しかし、こうなると気になるのは実際に届く転職オファーの質です。
ミーダス自身が想定年収を示している手前、想定年収にまったく足りてないオファーばかりだと「?」となるのは当然。
最初にユーザーの期待値を上げる設計にしているのは、それにある程度は答えられるからでは?とポジティブ予想したい。
転職サービスの中にはブラック企業ばかりのアプローチしかこないようなサービスもあるので、ここはしっかりと品定めが必要です。
面接オファー10件
僕の場合MIIDASを使って3日で10件の面接オファーをもらえました。あと、もっと詳しい職務履歴書を知りたいというオファーも3件ほど。
まだ増えそうですが、とりあえず3日目時点のオファーで評価します。
以下がオファー企業を気になる順に並べたもの。
- 業界最大手の専門ECサイト企業
- 元◯フー子会社の人材業界企業
- ネット広告3位くらいのIT企業
- 日本最大の情報総合サービスの会社(人材輩出起業とか言われてる)
- 投資用マンションを扱う不動産コンサル会社
- 不動産賃貸のコンサルティング会社
- クーポンシステムなどCRM提供の会社
- 人材紹介企業
- ゼネコン企業
- 携帯ショップフランチャイズ企業
届いた面接確約オファーには年収幅◯◯〜◯◯万円が記載されています。
僕のオファー10社全体の年収幅は350〜800万円。一番多いのが400万〜670万程度のオファーでした。
最低が400万〜なのである程度の職務経歴があれば500万円以上はもらえるはず。ですが想定年収の692万円での転職は厳しいでしょう。やっぱり想定年収は現実より少し高い金額でした。
興味の持てる企業はあったのか?
年収以外の要素に惹かれるか?も大切。
上記で1・2位の企業はとても興味が持てる会社でした。というのも2社とも社名は以前から知っているところ。
1位は専門特化のECサイトをメイン事業にして上場し、人工知能にも踏み込んでいる成長性、2位は求人業界で働いていた頃、同業として気になっていた会社です。
企業の口コミサイトキャリコネ で調べたところ、両社とも評判は上々。とくに1位はやりたいことがやれる雰囲気、急成長企業でありながら残業をなくそうと頑張る企業とのこと。2社とも社内の雰囲気も良さそうなので優良企業からのオファーだといえます。
3位・4位も上場している有名な会社です。ですが、4位は面接オファーじゃなくて説明会の案内だったので順位ダウン。こういう使い方の企業があるのはマイナスですね。
しかし、上場企業からのオファーが多いのは良い意味で予想外でした。
転職者データが面白い
ミーダスに登録すると転職者の統計情報を調べることもできますが、これが中々面白い。情報元は大手人材紹介会社のインテリジェンスが保有する大量の転職者データ。
- 自分と同世代の年収を調べたり
- 職種ごとの年収データを調べたり
自分と比較して落ち込むorニヤニヤできます。
スペックを変更して色々なデータが見られるため、転職検討中なら参考になる。
実践結果まとめ
適正年収は若干高めの査定になるものの、転職オファー企業の質は高かった。
とくに働きながら転職活動をする人にはおすすめ。以下2点は大きなメリット。
- 書類パスのオファーが自動で集まる
- 参考になる年収データを調べられる
忙しくて転職エージェントにいけなかったり、現時点でどんな会社が自分を欲してくれるのか知りたい人はまずはミーダスを使うといいと思います。
年収査定やオファーをみると行動する気が湧いてくるため、転職したいと思いながらも後回しにしている人にもおすすめできます。腰が重い人の行動を促す効果あり。
そして、もしミーダスのオファーで転職を考えるなら口コミサイトは併用必須。オファーはどんな会社も魅力的に書かれているので、本当のところを口コミで確認してからでないと、ブラック企業が見分けられません。
転職はけっきょく限られた席の奪い合いの情報戦です。
ミーダスもキャリコネも無料。負担なく使える便利ツールは積極的に活用して転職の成功率を高めましょう。