人材業界の経験からフリーター・既卒・ニートの就活には就職支援サービスが必須であると感じます。
最近は、公的な就職支援だけでなく民間企業もフリーター・既卒・ニートの就職支援に進出してきているため、ちゃんと活用すれば就職成功率は跳ね上がる。
しかし、僕はまだ本当に活用できている人はそれほどいない印象を持ってます。
今回は、フリーター・既卒・ニートが就職支援サービスをフル活用して正社員として就職するポイントについてまとめます。
フリーター・既卒・ニートが就職支援を使うメリット
まず、フリーター・既卒・ニートが就職支援を使うメリットから。
- 経歴的なマイナスをカバーできる
- 心理的な不安を軽減できる
- 採用可能性のある企業だけにアプローチできる
以下で一つずつ説明します。
1.経歴的なマイナスをカバーできる
フリーター・既卒・ニートに関して企業が最も気にするのは「大きな問題のある人物なのではないか?」ということ。
まだ新卒主義が王道で卒業するタイミングで就職する人が大多数の日本では、フリーター・既卒・ニートだと問題があるのではないかと不安を持たれます。
そのため、企業側の不安を解消できるかどうかが採用を勝ち取る鍵になります。
一人で社会人に通用する説得力のある説明を考えることは簡単ではありません。
プロの転職支援コンサルタントなら多くの成功と失敗を見ているため引き出しの数が豊富にあります。
合格ラインを知っているので、一人で就職活動をするのに比べて面談などの質を飛躍的に高めることができます。
2.心理的な不安を軽減できる
フリーターや既卒になると新卒時より就職のハードルが上がります。
この状況で一人で活動し続けるのは心理的に負担が大きい。
就職先の高望みもいけませんが、最も気をつけなければいけないのが焦って納得のいかない企業にポンッと入ってしまうことです。
孤独と不安で焦ると真っ黒な企業でも救いの女神にみえてしまうことがある。
就職のサポート役がいると一人で活動するより心理的負担を軽減できるため、冷静に判断することができます。
3.採用可能性のある企業だけにアプローチできる
企業によっては、募集要項に記載していなくてもフリーター・既卒・ニートは無条件で不採用と決めています。
最初から採用可能性がほとんどないところに労力をかけて不採用を連発すると心も体も疲弊してしまい、受かるものも受からなくなってしまう。
メンタル面ってどうしても雰囲気にでるんですよ。
就職支援で紹介される企業には採用する気がゼロの企業はないため、効率的に活動できるのは大きなメリットです。
可能性のあるところにだけ時間と労力を注ぐことができます。
就職支援を活用するコツ
就職支援サービスをフル活用するポイントは以下のとおり。
公的機関と民間の違いを理解する
就職支援には公的なものもありますが、僕はできる限り民間企業の就職支援サービスを使うことをおすすめしています。
理由は2つの仕組みの違いを考えるとわかりやすい。
公的機関の就職支援サービスは、求人企業はお金がかかりませんが、民間企業の就職支援サービスだと一人採用するごとに企業側は費用を払う必要があります。
つまり、民間の就職支援サービスに集まる求人はコストをかけてでも人材を採用したいと考える本気の企業が多いということです。
そのため、人を大切にする企業が多く、公的機関の求人に比べるとブラック率は低下します。
また、支援企業も一人就職させるごとに報酬を得られる成果報酬形式でビジネスをしているため、本気で就職を成功させようと力を尽くしてくれます。
仕組み上どうしても公的機関より民間の就職支援の方が、支援側も採用側も本気度が高くなります。
なるべく民間の就職支援をメインに活動する方が就職成功率は高まります。
担当者との相性を侮らない
就職支援のコンサルタントとの"相性"は就職成功率に大きく影響します。
コンサルタントは個人ごとの"腕"に非常に差が出る職業であるため 、どこの支援企業を使うよりも"誰が"担当かで成功率が大きく変動します。
また、コンサルタントの中には、自分の営業成績だけにこだわって押し込めるところにねじ込んでやろうと考える人がいるという話もあるため、"担当者"の見極めは非常に重要だといえます。
経歴に自信が持てない場合、コンサルタントの話に納得できなくても反論できず言いなりになる人も多くいるようです。
違和感を感じたら担当替えや別の支援会社に乗り換えることを検討しましょう。
就職支援の分類とおすすめ
就職支援サービスをおすすめ順にまとめ。特徴が異なるため自分に目的にあった支援企業を検討しましょう。
1.大手企業の求人も扱う
ハタラクティブ
フリーター・既卒をメインの対象にした就職支援サービスは、中小企業の求人が中心になりがちですがハタラクティブは利用者の内定先の51%が上場企業という異質のサイトです。
上場企業の求人を多く扱うという大きなメリットはありますが、求人のハードルが高い分、バイト経験もほとんどないニートは紹介できる案件がないといわれることも…。
また、今のところ関東中心の展開のため地方だと使えませんが、関東在住の方には非常におすすめできます。
2.徹底したサポートが欲しい
UZUZ CAREE CENTER
とにかく手厚いサポートが魅力で利用者の内定率83%の就職エージェントです。
徹底的な書類選考対策や回数無制限の面接対策などを行うことで、利用者の多くに1社以上の内定を獲得させています。
キャリアカンセラーは全員元既卒・第二新卒での就職経験者であるため、相談しやすさにも定評があるのも特徴です。
3.地方に拠点を持つ
いい就職.com
地方にも支店を持っているため、どこに住んでいても使いやすいのが特徴。
首都圏を中心に展開する就職エージェントと比較すると大手の求人は少なく、ベンチャー企業や中小企業の求人が中心になります。
内定者の離職率が高いブラック企業を排除する仕組みがあるため、紹介案件にブラック企業が少ないのが最大の魅力です。
4.ニート・高齢なら
ジェイック
ジェイックは経歴的にかなり不利なニート・高齢の就職支援にも力を入れています。
社員経験がない人にとって非常に役立つ研修があり、ビジネスマナーの基礎を短期間で教えてくれるので、職歴がなくてもどうにかしてくれるw
紹介案件は営業系の仕事が中心ですが、ニート・高齢で採用可能な企業の集めると営業系になってしまうのは仕方がありません。