転職の面接って何度やっても緊張しますし、不安になります。もう慣れてぜんぜん怖くありませんーって状態には永遠になれないんじゃないかと思います。
しかし、あまりに不安に思いすぎるといつもの力を出せずに不採用になってしまう。
自分の力を出した上での不採用なら納得できても、不安と緊張でガチガチになり、変なポカを連続して不採用になるのは悔やんでも悔やみきれない・・・。
そこで今回は自分の力を出すための心構え的なものと不安解消のための転職前の確認事項を書きます。
不安は自分の中に作り出すものなので考え方一つでスッと楽になることもある。ぜひ、ご一読を。
不安を解消する心構え5つ
まずは、心構え・考え方から。
不安はあって当然
転職での不安はあるのが当然です。とくに経歴的に前職を早期退職したり、ブランクがあったり、転職回数が多かったりする人は引け目を感じやすい。
おそらく、過去を問いただされるとか、人としての価値を否定されると恐怖を感じてしまうようですが、面接でそんなことされることはありません。
みんな不安の中で活動しています。僕も周囲の友人などからみると平然と転職するような軽いタイプにみえるようですが常に胸の中は不安でいっぱいです。
不安に呑まれて尻込みするか、それをエネルギーに変換して行動力にするかの違いなんだと思います。
不安を抱いている状態はエネルギーを作るガソリンが大量にある状態といってもいいかもしれない。せっかくあるガソリンを前進する力に変換するしましょー!
今この瞬間に集中する
不安なときは今この瞬間に集中できてないだけだったりもします。
過去を振り返って反省したり、未来を予想して悲観したり、周囲と比較して一喜一憂するから余計なことをたくさん考えてネガティブになる。
不安に呑まれないための一番の策は「今この瞬間」に集中することです。
けっきょくは未来も今の積み重ねで作られます。不安に呑まれて動きが止まると、未来はネガティブな予想どおりになってしまう。
どうせ色々と思案したところでやれることは限られているはず。今この瞬間だけに集中するということは、へんに悩むことを防ぐだけでなく、行動の質を高めて成功確率をあげる作用もあります。
自信と準備は比例する
転職で今この瞬間に集中するなら、転職の準備に力を注ぐということになります。
- 転職候補の企業をピックアップする
- 応募先の企業を徹底的に下調べする
- 書類・面接の質を高める
ありがたいことに、転職活動はやることがたくさんあるので力の注ぎ先には困らないはずです。
ぼーっとすると不安が大きくなります。とにかく動きまくりましょう。
自信は準備と比例します。入念な準備ができれば、面接本番にも自信を持って取り組めるはずです。
面接官はプロじゃない
相手を知れば上手くコトを運ぶことができる。じつは面接官はほとんど「面接のプロ」などではありません。これ、ちょっと安心しませんか?
転職面接の王道は、1回目の面接は現場のリーダークラスが面接官です。面接や人材に関する教育を受けたことのない普通の会社員。面接官を何回かやっている人もいますが、みんな何となくの雰囲気でやるのが現実ですよ。
入れ替わりの激しい会社だと、面接慣れしていない人が担当になることもあります。
だから面接官の判断は、独断と偏見が満載ですし、印象にも左右されまくります。自分が悪くなくても落ちるときは落ちるものなんですよ。面接なんてものは。
不採用はラッキー
不採用になる=自分を否定されたと考えるべからずです。
自分の適性と合わない会社に入ってしまうと、入った後に本当に苦労するので、変に採用されなくてよかったなーくらいに捉えましょう。
いや、僕は不採用になったとき本当にこう思ってますからね。ぜんぜんノーダメージ。
あー合わなかったか。危ない。入社前にわかってラッキーだったなと思うのいいですよ。
不安解消のために入念な準備をする
上で述べたように自信と準備は比例します。代表的な事項を紹介。
面接当日の場所・日時
面接当日の場所・日時はわかり次第に確認しておきましょう。自宅から何時に出て、交通機関は何を使うのかのシミュレーションを一度しておくのも大事です。
だいたいの場所がわかるから前日に調べればいいやーだと、ギリギリで慌てます。
前日に車でいくつもりが近くに駐車スペースがないとか、バスでいくつもりがちょうどいい時間帯がぜんぜんないとかになるとパニックでミスの元になる。
一番緊張感がある前日は、最終確認だけで終えれるように前もってバッチリしておくべき部分です。
持ち物・身だしなみ
面接に必要な持ち物の・スーツ・シャツなどの確認も大切。会社によって面接に◯◯をご持参くださいみたいなルールがあるところもあるので事前に準備しましょう。
忘れがちなのが、履歴書・職務経歴書などのコピー(自分用)。あると、直前の確認としても使えるだけでなく、終わった後の反省や別の会社を受けるときに使い回すこともできます。
▼必須の持ち物
- 応募書類(履歴書・職務経歴書)
- 募集要項のコピー
- 筆記用具(ボールペン・シャーペン・消しゴム)
- スケジュール帳
- 印鑑
- 企業から指示されたモノ
▼備えると役立つ物
- 会社までの地図
- 降りたたみ傘
- 靴磨き
- ストッキングの予備
いま一度確認しておきましょう。
自己PR・転職理由・志望動機
かならず質問される項目は何度確認しておいても損はない。
確認のときには、
- それぞれに一貫性はあるか
- 納得できる内容か
- どんな突っ込みが予想できるか?
がポイントです。練れば練るほど、本番に自信を持って挑めるようになる。
逆質問の準備
面接の終盤にある「最後に質問はありますか?」タイムへの準備です。ここは、本当に準備しておかないと、思いつかず真っ白になるか、変な質問をして減点する危険があるところです。
これ面接官によって2パターンあるんですよ。
ただの善意で何でも教えてあげるからきいてよーっていうのと、働く上でこいつはどこを気にするんだ?とか熱意はあるか?と試される版の2つです。
普通に本当に気になることを聞いてもマイナスにならないこともありますが、基本は試されていると思って準備した方がいい。
コツは、会社をある程度調べて具体性の高い質問をすることです。
たとえばこんなの質問するといいよーっていう例はネット上にたくさん転がっているので検索してみてください。
まとめ
不安をエネルギーに変えて入念な準備で面接に挑みましょう。
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