BLUE BLOG

WORK AND LIFE BLOG

上司が嫌いで辞めたいときの対処法。退職のときの注意点。

f:id:Jwork:20170929112947j:plain

会社など組織で働く上で避けられないのが「上司」の存在です。上司が問題のある人物だと仕事はストレスフルなものになる。

嫌な上司の元で働く人の中には仕事を辞めることを考える人も多いはず。僕も嫌いな上司の元で働く間、常に転職を考える日々でしたから・・・

今回は、上司が嫌いで仕方がない人に向け、同じように上司で悩みを抱える人の上司が嫌いな理由や対処法、退職するときの注意点をまとめます。

上司が嫌いな理由あるある9つ

f:id:Jwork:20170929113607j:plain

まず、みんなの一般的な上司が嫌いな理由をみてみましょう。自分の経験だけでなく、友人・同期・Q&Aサイトの相談からよくある上司が嫌いな理由を9つあげます。

①責任から逃れようとする

 一番よく聞く理由の一つが、責任から逃げるから嫌いというもの。何か問題が起きると関係のないフリをする。最悪の場合は部下のせいにして責める側に回る人もいます。

ぼくも上司の指示通りに作業した結果、その上の上役が間違いを指摘したとき、指示を出した上司に「おれは聞いてない」という態度を取られた経験があります。

そうされると、上司に対して不信感しか抱けなくなりますし、指示を受けるたびに「また、ハシゴを外されるのでは?」と心配になって安心して働けない。

②口ばっかりで中身が伴わない

口だけで行動が伴わないタイプの上司への不満もよく耳にする理由の一つ。口が達者で表面上の人当たりはいいので、一部では評判は悪くないのですが、一緒に仕事をすると「え?」ということが頻発します。

このタイプは、自分に甘いわりに人に厳しいことが多い。近くで働かないと実態に気づけないことも多く、自分以外の周囲の人間には伝わらないこともストレスになる。

③理不尽なことで怒る

理不尽にキレまくるパワハラ上司に苦しめられる人は現在も多いようです。自分の機嫌や好き嫌いなど、理不尽な怒りをぶつけて壊される人(部下)もいる。

上司も人間なので完璧に正しくあれとは思いませんが、すぐに感情的になって自己反省がまったくないタイプだと一緒に働くのはとても厳しいものとなります。

あまり我慢すると精神を病んで人生全体に取り返しのつかないダメージを受けることもある。このタイプに悩むされるなら、早急に対処法を考えるべきだと思います。

④話を聞かない、自分勝手

人の話や意見をまったく聞かないタイプもきついです。話し合いができず、相手が話している途中で上から被せて話しだす人っていますよね・・・。

話の「内容」について考えることはせず、自分に対して意見を言ってきたという行為そのものに対して怒ったりする。

建設的な話し合いはできないため、完全なYESマンになる以外は選択肢がない状態にお追い込まれる。

⑤嘘を付く

社会には虚言癖のある人がまれにいます。このタイプの特徴は、プライドが高く、自分のイメージを保つために息を吐くように平気で嘘をつけるというところです。

事実を都合のようにいいように曲解するので、その人の嘘のせい伝達事項などに不備が生じ、周辺で揉め事が起こることことも多い。

直属の上司ではなく、別部署にいても被害を被る可能性が高いので、この手のタイプにはなるべく近づかないように注意が必要です。

⑥失敗は部下のせい、手柄は自分のモノ

部下の手柄のいい部分だけは持っていき、ミスを全て部下の責任にする。ぼくの同僚が苦しめられていた上司はこのタイプでした。

部下から持ち込まれたアイデアや、人が実行した施策をその場では否定する→別の場所では自分が行ったことのように話すという方法で手柄を横取りされていた。

⑦マネジメント力がない・仕事ができない

勤続年数に応じて出世する、年功序列の色が濃い大企業・役所で多いタイプ。

理解力が低く、抽象的な思考が得意ではないため、目先のことに捉われ、大きな目的が理解できない。単純に上司としての能力に問題があるってことです。

能力に問題があっても、性格が良かったり、頑張ろうとする姿勢はあるので「いい人なんだよなあ」と責めにくいことも悩みになるようです。

⑧上役の機嫌ばかり伺って働く

上に気に入られたい、出世したいという願望が強すぎて、上役の機嫌ばかり伺う上司を信頼できないと感じる人は多くいるようです。

ぼくも何人かこのタイプをみたことがあります。仕事そのものの中身よりも、上役の機嫌を損ねないことを重視するため、成果に直結する行動より、成果とは関係がないけど、上役が気に入りそうな行動を選んだりします。

自分の信念がないから頼りにならないし、目的を履き違えてるので、どうしてもついていきたくないと思ってしまう。

⑨部下を信用していない

部下を信用できない上司は、部下の自主性を押さえつけて、100%自分の考えを実行することを要求します。

必要以上に事細かに監視して、ロボットのように扱われると、優秀な人ほどやる気を失っていくことになる。

自主的に創意工夫したいタイプにとって一番やりにくい相手です。

嫌いな上司への対処法5つ

f:id:Jwork:20170929114347j:plain

嫌な上司への対処法をまとめます。退職を決める前に試してみて欲しい。

対処法1.仕事に集中する

仕事だけに集中して嫌な相手のことを頭から追い出す。ぼくも嫌な相手と仕事をするときは、よくこの方法を使って乗り切っています。 

嫌な人のことを考える時間ってめちゃくちゃもったいないと思うんですよ。それで気分が落ちて、やる気まで失われるという負のスパイラルに入るのは本当に馬鹿ばかしい。

目の前の今やるべき仕事に集中すれば、相手を考えることはなくなります。仕事の精度も高まり、結果が出る確率も上がるのでおすすめです。

対処法2.別の生き物と考える

相手を自分と同じ大人と捉えると腹が立ちますが、少し語弊はありますが、自分とは全く違う「別の生き物」だと思えば怒りは和らいでくる。

静かにすべき場所で大声を出する人がいたら、イラっとする場面でも、それが子供や外国人ならそれほど腹は立たないはずです。相手に最初から「自分が持っている常識」を期待していないと、同じことをされてもストレスには感じません。

上司に腹がたつのは、「普通はそんな対応はしない」など、自分と同じ常識・価値観を期待している部分があるからです。

上司を最初から自分とはぜんぜん違うものだと捉えれば、最初から適切な対応を期待せずにすむ。そうすると、ストレスを感じることは減ってくるはずです。

対処法3.その上の上司に訴える

耐えられないときは、嫌な上司のさらに上の上役に相談することも考えましょう。まともな会社であれば取り合ってくれます。

現状を知ってもらうだけでも、助けやフォローを回してもらえることがあったり、すぐに問題の上司と引き離してもらえることもある。

対処法4.礼儀正しく接する

嫌いな相手だからこそ、礼儀正しく接して相手から上手く距離をとるというのもあり。

礼儀正しく接していれば、上司の矛先が自分に向くことは、それほどないはずです。

上手くいけば無駄なエネルギーを使わずに効率的にやり過ごせます。自分のメリットだけを考えると反抗的な態度を取るより得があります。

対処法5.証拠を残しておく

あまりにも上司がひどいときには、ハラスメントの証拠を残しておきましょう。

メール・資料・録音を残しておいたり、日記に記録を書いておけば、いざ戦うことになるときに説得力が増します。周囲に信用できる人がいれば、少しずつ相談して味方につけておくなど、常に準備を進めましょう。

上司が嫌いで退職を考えるときの注意点

f:id:Jwork:20170929144802j:plain

photo credit: Diari La Veu - getyyimages - via photopin (license)

どうしても耐えられない場合、退職・転職も考えることになる。上司が原因で退職・転職するときに注意点をまとめます。

「上司が嫌いだから」を退職理由では言わない

上司が原因で辞めるにしても、退職理由では別のタテマエを話すのがおすすめ。

会社に上司に問題があることを報告して復讐したい気持ちは理解できますが、さほど効果はない可能性が高いからです。

ぼくが以前いた会社でも下についた部下を壊しまくるクラッシャー上司でも、結局はふつーに定年まで働き続けていました。

上司が原因だというと「じゃあ、上司から離すからさ・・・」と引きとめられ、辞められなくなることもある。

同じ失敗をしないための原因分析

嫌いな上司との関係がこじれた原因を分析しておくと、次の転職先で同じ失敗をすることを予防できます。

次に同じタイプの上司と合ったときに、どんなアプローチをしたらいいか?最初にどうすれば悩まされずにすむ関係を作れたのかを冷静に考えてみましょう。

次の転職先を決めておく

嫌な上司から一刻もはやく離れたいと思っても、なるべく次の転職先を決めてから辞めるようにしましょう。

在職中の転職活動の方が、余裕をもって活動できます。

また、辞めていないという事実があるため、転職先の企業の面接でも、「ステップアップのため」などのポジティブな転職理由を述べても信用してもらいやすくなるため選考突破の作戦が立てやすくもなります。

嫌な上司と離れられたけど、焦って決めた結果ブラック企業に入ってしまうようなことになると本末転倒です。そうならないためには、次の転職先を決めてから辞めることが大切になります。