Kindleヘビーユーザーの一識です。
電子書籍が便利すぎて本を買いまくっていて、周囲の人にも勧めています。
Kindleを買おうと思っても、あまり電子機器に強くないと「で、どれ買えばいいの?」と迷う人が多いようです。
たくさん機種があってそれぞれアップデートしてますからね。
なので、今回はKindle初心者の方に向けて
- Kindle選びの基礎知識
- 各モデルのスペックと特徴
- 機種選びのポイント
このへんをまとめてみます。
読めば「何を選べばいいのか?」はっきりわかるはず!参考にどうぞ。
まず、本当にKindleでいいのか?
本当にKindleでいいのかの確認から。超入門者向けです。
電子書籍リーダーでいいのか?
電子書籍リーダーとタブレットを混同している人がよくいます。
電子書籍リーダーは、本・雑誌・マンガなどを読むことに特化した端末で、タブレットは、PC・スマホの機能を持つタブレット型のパソコンです。
そして、Kindleは電子書籍リーダーです。 一応、ブラウザもついていますが、ネットサーフィンできるような代物ではありません。あくまで、読書を補助する機能。
混同しているなら、電子書籍リーダーのKindleでいいのか再確認しましょう。
Amazonは、タブレットの「Kindle fire」も販売しています。
「Amazon」の電子書籍リーダーでいいのか?
電子書籍=Kindleというイメージを持っている人もいますが、楽天のKoboなど別ブランドもあります。
Kindleは、電子書籍リーダーの選択肢の一つに過ぎません。
しかし、現状、電子書籍リーダーの中では一人勝ちであるため、電子書籍リーダーといえばKindleというイメージになっています。
楽天ブックストアを利用したいなど希望があれば、Koboも検討してみましょう。
比較のための前提知識
5種類のモデルがある
Kindleは、現在5種類のモデルがあります。
- Kindle
- Kindle Paperwhite
- Kindle Paperwhite マンガモデル
- Kindle Voyage
- Kindle Oasis
上から順に並べられていて、一番下が最上位モデルです。
それぞれの特徴を把握して、目的に応じたモデルを選べるようにしましょう。
一つずつの特徴は下記で詳しく解説。
現行モデルの相関図
上位機種・下位機種の関係がみえると、モデルごとの違いも把握しやすい。
「Kindle Paperwhite マンガモデル」は、マンガ好きの日本人向けに作られた製品で、正統進化の延長線上にない亜種的な製品。
全モデルの中で唯一32GBのストレージを備えています。
ストレージ…データの保存庫
広告・3G回線の有無
キャンペーン広告の表示の有無、3G回線の有無で価格が変わります。
- キャンペーン広告=起動時に広告が表示される。表示なし+2000円
- 3G回線= 3G回線が無料で使える。3G回線有+約5000円
全ての機種でキャンペーン広告の有無モデルがあります。
3G回線付きは、Paperwhite、Voyage、Oasisのみで選べます。
それぞれのスペックと特徴
下位機種から順番に紹介。スペック中の特徴的なところは赤字にしています。
Kindle
ディスプレイ | 解像度167ppi Pearl電子ペーパー技術採用6インチディスプレイ フォント最適化技術 16階調グレースケール |
サイズ | 160mm x 115mm x 9.1mm |
重量 | 161グラム |
容量 | 4GB |
バッテリー | 数週間 |
ページめくり | タッチスクリーン |
全機種の中で最安で購入できます。しかし、他のモデルが全て解像度300ppiの中で、167ppiと劣っています。
解像度とは…画像を表現する格子の細かさであり、一般に1インチあたりのピクセルの数を表す。引用: wikipedia
さらに、内蔵ライトがないため、明るいところでしか読めないだけでなく、ディスプレイも唯一「Perl電子ペーパー技術採用6インチディスプレイ」という他モデルと違うタイプが使われています。
「最安じゃないとダメだ」という人以外は、これ以降の上位機種から選ぶことをおすすめしています。
3G無:広告有 | 8980円 |
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3G無:広告無 | 10980円 |
Amazonプライム割引 | ー4000円 |
Kindle Paperwhite
ディスプレイ | 解像度300ppi Carta電子ペーパー技術採用6インチAmazon Paperwhiteディスプレイ 内蔵型ライト(LED4個) フォント最適化技術 16階調グレースケール |
サイズ | 169 mm x 117 mm x 9.1 mm |
重量 | Wi-Fi:205g/Wi-Fi + 無料 3G:217g |
容量 | 4GB |
バッテリー | 数週間 |
ページめくり | タッチスクリーン |
無印Kindleと比較し、解像度が300ppiに上がったことで、テキストの読みやすさが大幅にUPしています。また、内蔵型ライトがつき周囲が暗くても本が読める仕様に。
機能が増した分、重量は205gと増えていますが、文庫本一冊程度の重さなので読書するのに重いと感じるほどじゃない。
これ以降の上位機種でも、解像度は300ppiです。
必要な機能は全て揃ったKindleで、価格と性能のバランスがいいため、今も売れ続けている人気機種です。
3G無:広告有 | 14280円 |
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3G無:広告無 | 16280円 |
3G有:広告有 | 19480円 |
3G有:広告無 | 21480円 |
Amazonプライム割引 | ー4000円 |
Kindle Paperwhite(マンガ)
ディスプレイ | 解像度300ppi Carta電子ペーパー技術採用6インチAmazon Paperwhiteディスプレイ 内蔵型ライト(LED4個) フォント最適化技術 16階調グレースケール |
サイズ | 169 mm x 117 mm x 9.1 mm |
重量 | Wi-Fi:205g |
容量 | 32 GB |
バッテリー | 数週間 |
ページめくり | タッチスクリーン |
Paperwhite(ノーマル)のデータ容量を32GBに増量したモデルです。
他のKindleは全て4Gなので、ちょっと特異な存在の機種です。
Kindleは、Amazonのクラウド上に、購入データを保存できるため、本体のデータを小まめに削除すれば容量の問題は起きませんが、なるべく本体にデータを貯めたい!という人は、これ一択です。
3G無:広告有 | 16280円 |
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3G無:広告無 | 18280円 |
Amazonプライム割引 | ー4000円 |
Kindle Paperwhite 32GB、マンガモデル、Wi-Fi 、ブラック
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2016/10/21
- メディア: エレクトロニクス
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Kindle Voyage
ディスプレイ | 解像度300ppi Carta電子ペーパー技術採用6インチディスプレイ 内蔵ライト(LED6個,自動調整機能付きフロントライト) フォント最適化技術 16階調グレースケール |
サイズ | 162 mm x 115 mm x 7.6 mm |
重量 | 180グラム |
容量 | 4GB |
バッテリー | 数週間 |
ページめくり | タッチスクリーン 圧力ボタン |
Paperwhiteと比べ、サイズが小さく・重量が軽くなっています。
操作性の大きな違いは、ディスプレイ外にページめくりボタンが追加されたこと。Paperwhiteと同じく、タッチディスプレイでのページめくりにプラスしてディスプレイ横の縁のところに圧力ボタンがつきました。
僕のKindleもこれ。購入当時は最上位Kindleだったので購入したのですが、Oasisがでたので微妙な立ち位置の機種になってしまった!(笑)
3G無:広告有 | 23980円 |
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3G無:広告無 | 25980円 |
3G有:広告有 | 29180円 |
3G有:広告無 | 31180円 |
Amazonプライム割引 | なし |
Kindle Oasis
ディスプレイ | 解像度300ppi Carta電子ペーパー技術採用6インチディスプレイ 内蔵型ライト(LED10個,自動調整機能付きフロントライト) フォント最適化技術 16階調グレースケール |
サイズ | 143 mm x 122 mm x 3.4-8.5 mm |
重量 | Wi-Fi:131g/Wi-Fi + 無料 3G:133g /カバー:107g |
容量 | 4GB |
バッテリー | カバー装着で数ヶ月 |
ページめくり | タッチスクリーン 物理ボタン |
最上位機種のOasis。Oasisは、Kindle初の一体型カバーがついています。
一体型カバーにも充電バッテリーがついているので、本体の電池が切れてもカバーのバッテリーで稼働します。カバー付きなら1回の充電で数ヶ月使える超体力。
Voyageで6個だったバックライトが10個に増えたことによって、可読性が高まった他、カバーなしの素体は小さく・軽くなっている。
値段も高いが、読書体験の質も高い。
3G無:広告有 | 35980円 |
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3G無:広告無 | 37980円 |
3G有:広告有 | 41190円 |
3G有:広告無 | 43190円 |
Amazonプライム割引 | なし |
Kindle Oasis Wi-Fi + 3G バッテリー内蔵レザーカバー付属 ウォルナット(スウェード)
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- 発売日: 2016/04/27
- メディア: エレクトロニクス
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機種選びのポイント
Kindleヘビーユーザーとしての視点から機種選びの助けになる見解を。
キャンペーン広告と3G回線の有無について
キャンペーン広告は、起動時に表示されるだけなので、読書には影響はありません。
しかし、開くたびに1スワイプ入れて広告画面を閉じる必要があります。
慣れるまで少し鬱陶しいです。つまり、毎回の1スワイプと+2000円どっちを選ぶかという問題。お好みでどうぞ。
3G回線は、不要派です。
そもそも、小説は3Gでダウンロードできますが、カラーの漫画なんかはWiFiじゃないと厳しいです。
僕は全て家のWiFiでダウンロードするので3G回線不要派。
WiFi環境がない場所で、急いでダウンロードしたいときは、スマホのKindleアプリで読んでいます。
こだわりがないならKindle Paperwhite
初代Kindleは、解像度160ppiでバックライトなしと他の機種に大きく劣っています。そのため、最安とはいえ今から買うのはおすすめできません。
価格と性能のバランスを考えると、一番のおすすめは、Paperwhite。必要十分な機能が備わっていて値段も手頃、僕の周囲で一番多いのもPaperwhiteです。
コスパは間違いなくNO1なので、何か強いこだわりがなければ、Kindle Paperwhite(通常)で電子書籍を十分楽しめます。
今なら、Amazonプライム会員の割引もあるため、約1万円程度で買えるのもGOOD。
漫画用ならマンガモデル
Kindle Paperwhiteマンガモデルは、本当に漫画がメインの人用かなという感じ。
でも、Kindleのフォルダってスマホのようにサクサク動かないので、そんなに大量な書籍を入れたくないですね。僕なら。
Paperwhite購入検討者で、ノーマルモデルに+2000円で大量のデータを入れられるという点に魅力を感じるなら購入してもいいかなと思います。
Kindle Paperwhite 32GB、マンガモデル、Wi-Fi 、ブラック、キャンペーン情報つきモデル
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僕がVoyageを選んだ理由
Paperwhiteを進めながら、僕はVoyageを購入しています。その理由は、ページめくりの圧力ボタンに惹かれたからですよ、ええ。
スペックを見比べてもわかるとおり、PaperwhiteとVoyageってそこまで決定的な差がないんですよね。
価格は約1万円Voyageが高いので、圧力ボタンに1万円の価値を感じるかってところが論点になります。
使ってみた感想ですか?うーん。Paperwhiteでも良かったかな…
ですが、やっぱり上位機種。読みやすさは確実に向上しています。本当に紙の本と変わらないレベルで読めるため、予算に余裕がある人にはおすすめ。
Kindle Voyage Wi-Fi、キャンペーン情報つきモデル、電子書籍リーダー
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Oasisは高い(笑)
Paperwhiteより約2万円、Voyageより約1万円上。Oasisは高すぎだと思います。
iPad買えますやん…みたいなね。
他の機種でも数週間充電が持つため、一体型のカバーを使えれば数ヶ月持つなんてのは、さほど惹かれない…。
ただ、素体のサイズ・重量の小ささは凄い。片手で持つシーンも多くなるため、軽ければ軽いほど、使いやすいですから。
お金に余裕があって、超ゴリゴリ使う予定がある人だけが検討するべき機種かなーと感じます。
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- 発売日: 2016/04/27
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まとめ
Kindle PaperWhiteをしばらく使ってみて、電子書籍と相性が合いそうなら、その頃に出ているであろう最新機種に買い換えを検討っていうのが、入門者の王道かな。