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なぜ新卒3年目の転職はベストタイミング?デメリットも解説

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就職3年目にもなると、仕事を一通り覚えて将来についても考えられるような余裕が生まれてくる人は多いのではないでしょうか。

僕はちょうど就職して3年目に求人業界に転職し自分が理想とする仕事環境を得ることができました。

また求人業界で働く中で3年目は転職に有利なタイミングだということを知りました。

本記事では自分の経験や各種データから、3年目で転職するメリットやリスク、成功率を高める方法などを全てまとめます。 

みんなの転職状況

厚生労働省の調査データによれば大卒の新卒3年以内の転職率は『31.9%』

約3人に1人が新卒時に入社した会社から退職していることになります。

僕の周囲をみても3年目に動いた人はとても多かった。

3年目の転職理由

3年目の転職理由は下記のとおり。データ-平成生まれの退職理由ランキング byVorkers

  1. キャリアの成長が望めない 25.5%
  2. 残業拘束時間が長い 24.4%
  3. 待遇・福利厚生の悪さ 19.8%
  4. 社風とのミスマッチ 18.5%
  5. 休日の少なさ 10%
  6. 人間関係 8.8%
  7. 将来性がない・業績不振 8.3%
  8. 評価・人事制度への不満 7.2%
  9. 体力が持たない 6.7%
  10. 体調を崩した 6.2%
  11. ワークライフバランスの難しさ 5.9% 
  12. 倫理観のなさ 2.6%

上から順に確認します。

1位は若手らしい向上心がみえる
  1. キャリアの成長が望めない 25.5%
  2. 残業拘束時間が長い 24.4%
  3. 待遇・福利厚生の悪さ 19.8%
  4. 社風とのミスマッチ 14.0%
  5. 休日の少なさ 10.0%

僕もキャリアへの不安が理由でした。

当時の上司の姿と自分の理想の将来像の間にズレがあり、このままではいけないと思ったのがきっかけです。同じような人は多いのかもしれませんね。

2位〜5位は働く環境への不満が理由であることが現れています。

3年働くと自分にあったワークスタイルもわかってきますからね。

6位〜8位は退職理由の王道
  1. 人間関係 8.8%
  2. 将来性がない・業績不振 8.3%
  3. 評価・人事制度への不満 7.2%

6位はあらゆる世代で退職理由のトップ常連である人間関係。3年目だと思ったよりも順位低めでした。

人間関係に巻き込まれるほど勤務年数が長くないということなのだと考えられます。

7・8位からは、自分の働きが報われる環境を求める気持ちが見えます。どーせ一生懸命働くのであれば、それ相応のメリットがある環境が欲しい!的な。わかるけどね。

9位〜12位はちょっとブラック…
  1. 体力が持たない 6.7%
  2. 体調を崩した 6.2%
  3. ワークライフバランスの難しさ 5.9%
  4. 倫理観のなさ 2.6%

9位以降のブラック感すごい笑

しかし、第二新卒ならキャリアアップして安定感のある大手に潜りこめる可能性もありますからね。

3年目での転職は劣悪な環境で頑張ってきた人にこそメリットが大きいため、ブラック企業で戦ってきた人ほど検討するべきです。

3年目は最高のタイミング

僕は3年目の転職はメリットが大きいと思っています。理由は以下。

  • 3年目は第二新卒市場で勝負できる
  • ポテンシャル採用してもらえる
  • 未経験分野に移りやすい
  • 若手扱いで教えてくれる

3年目までは第二新卒扱い

新卒3年目までは基本的に第二新卒枠での採用となります。

第二新卒には就職してから1年目〜3年目までが該当。

企業によって"第二新卒"の定義に差異がありますが、どの会社も基本的に3年目なら第二新卒枠での採用です。

そして、第二新卒枠の中でも"3年目"はとくに需要が高いことがポイント。

たかが3年でも、1年目・2年目に比べると相対的に長い期間となるため評価される。

第二新卒枠の中ならば3年目の評価は高く、採用確率が高まるのです。

"実績"より"ポテンシャル"重視

日本の多くの会社では、3年目はやっと一人前の仕事を任されるくらい。

しかし、多くの企業がそこを理解しているため、転職のときに3年目であれば大きな"実績"をもとめられることはほとんどない。

これ以降になると、ある程度の実績を求める企業も増えてくるため、ポテンシャルのアピールだけでチャンスがある最後のタイミングともいえるでしょう。

初対面で賢いふりが上手い人(僕もこのタイプ)にはチャンスが大きい。

未経験分野に移りやすい

第二新卒枠は、実務未経験でも採用可能性が高くあります。

上で説明したポテンシャル重視と相まって、今働いているのが入社競争率が高い企業なら、未経験でもいける範囲はかなり広いと考えていい。

転職するなら別の業界と考えているなら、先延ばしにせず第二新卒扱いしてくれる機会を活かした方が得です。

新しいキャリア構築を考えても動くのは若ければ若いほどいいですからね。

若手扱いしてくれる

僕は3年目で業界の違う企業に移りましたが、ある程度の年齢の中途採用の人に比べて丁寧に仕事を教えてもらった実感があります。

第二新卒だと企業も"これから育てる素材"と捉えてくれるため、大切にしてもらいやすい。

それ以降の中途だとやはり"即戦力"を求める色は濃くなります。

求められるハードルが高くないため、大きくハードルを上回れば、いきなり評価を高めるチャンスもあったりします。 

3年目のリスクと気をつけるポイント

リスクを把握して状況によっては「転職しない」判断も大切です。

  • イメージと全く違う企業に入った場合、キャリア構築ができない
  • ジョブホッパーになる危険性

つまり「失敗しちゃうかもよ、すぐに再転職したくなるかもよ。」ということ。

たしかに第二新卒を頻繁に募集する会社にはブラック企業も多いのは現実です。

また、転職先ですぐに辞めたくなる可能性もゼロではありません。

よくあるのが、イメージ先行で安易に動いた結果、新しい会社は元の会社よりもひどい企業だったというパターン。

しかし、ある程度は運の要素があるのは転職の常だと思いますし、本当にまったく自分でコントロールできない部分なのでしょうか?

今は、一人でもネット上で大量の情報を集めることができますし、プロの支援も無料で受けられます。

【参考】第二新卒の転職エージェントの選び方を徹底解説

転職エージェントの中には、業界と会社の事情に詳しい人も多いため、これらの情報をフル活用すれば大きな失敗をする確率を減らすことは可能です。

また、「確実な情報が揃わないと受けない!」など自分でフィルターを設定すれば、失敗確率を低くできるばすです。

リスクは自分でコントロールできます。

情報収集だけ行い、イマイチならやっぱりやらないという判断もまたよしです。

迷いながら動かないのは後々「あのとき考えておけば…。」という後悔だけが残ってしまいます。

3年目という最初のチャンスを活かして、自分にどんな可能性があるのかを調べるだけでも選択肢は広がるでしょう。

転職の成功確度を上げる方法

第二新卒の成功確度を上げる方法。大切なポイントは以下のとおり。

  • 仕事を辞めずに活動する
  • 転職エージェントを活用する
  • 情報収集を怠らない

一つずつ説明します。

仕事を辞めずに活動する

企業が第二新卒の転職者に対して最も警戒するのが「嫌なことがあるとすぐ辞めてしまう人なのでは?」「継続力のない人なのでは?」という部分です。

面談などで明確な目的意識や志望動機を語れるといいのですが、それらもすでに辞めている状態だと説得力が半減です。

衝動的に辞めた印象を与えると面接難易度が上がってしまうので、なるべく現在の仕事を続けながら活動する方が成功率が上がります。

転職エージェントを活用する

第二新卒の転職成功率を最も高めるのがエージェントの活用です。

企業は第二新卒者に対しては、わかりやすい実績を求めない代わりに人物像・ポテンシャルを見極めようとしてきます。

転職エージェントの面談攻略ノウハウはかなりのものがあるため、上手に活用すると採用を勝ち取るのに強力なサポートとなります。

はじめての転職活動でわからないことだらけでも色々と教えてもらえるのもメリット。

【参考】第二新卒の転職エージェントの選び方を徹底解説

情報収集を怠らない

基本的に"転職失敗"は情報収集不足が原因です。

ブラック企業に入社してしまうのも、忙しさを理由に情報収集を疎かにし、目の前に現れた求人に飛びついた結果であることが多い。

たとえば、求人サイトを隙間時間で覗くだけでもずっと求人を出しているようなブラック率の高い企業に気づけるようになりますし、自分の理想の求人がポロっと現れることもあります。

ほんとは全ての求人サイトを毎日チェックするのが一番理想ですが、全てチェックは難しいの現実。

そこで、情報収集方法としては、業界大手サイト1つ+サイト横断型1つで情報を集める方法をおすすめしています。

業界大手の求人サイトは、企業が求人を検討したときに、最初に掲載を考える媒体で、実際に掲載件数も多い。

少し掲載費用が高めでも、最初は大手に出してみるというのが企業の動きの傾向としてあります。

で、ホワイトな企業ほど、最初の大手サイトで一発で採用きまる→成果上がったので2度目もそこでだす→以下ループという流れが生まれやすいため、求人の内容が良く、実際はどこで募集してもきまるでしょ!という企業ほど大手を使い続けたりします。

したがって、大手サイトのチェックは必要。

さらに、以下で説明する横断型サイトとの組み合わせの理由から、最大手のリクナビNEXTは要チェックです。

>>リクナビNEXTをみる<<

リクナビNEXTと組み合わせる、横断型の求人サイトは、お互いを補完しあえるピタジョブを使うといいです。

ピタジョブがいい理由は、リクナビNEXT以外の大手サイトである、DUDA・マイナビ・@typeの求人情報も掲載している点にあります。

つまり、リクナビNEXTとピタジョブの組み合わせなら、2サイトで大手サイトの情報はほとんど網羅できるようになります。

さらに、企業のHP上の求人募集もクローラーで集めていていたり、「安定企業の求人」「自慢できる求人」というカテゴリ分けをしていたりするなど、優良企業を探しやすい設計になっています。

>>ピタジョブをみる<<

以上がネットで求人を探すときにおすすめの方法です。

3年目までの転職は投資領域の調整

転職は人生の投資ポートフォリオの調整です。

20代は多くの人がそれほど給与に差がありませんが、この期間をどこに投資したかで将来のリターンが決まります。

今の会社で稼げる給与に満足できないなら大きく稼げる可能性のある業界に移動して、労力と時間を投資しないといけません。

逆に自分の時間が大切なら、それを得られるような活動に投資しなければ一生目的を達成することはないでしょう。

将来どんな生活がしたいのか?自分の労力と時間を注ぎ込むのはどこが最適か?

第二新卒ならある程度の融通が利くため、投資領域を大きく調整できる最後の時期といえます。

「将来を見据えて20代の投資先を再検討する。」

そんな意識で臨むと目先の小さな差異に惑わされず欲しいリターンを得られる可能性が上がるのではないかと思います。